2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

『数学ガール/不完全性定理』の帯の惹句の改良案の意図

昨日、結城浩さんの『数学ガール/不完全性定理』の帯の惹句について、頼まれてもいないのに改良案を提示する、大きなお世話をしました。それに対して著者の結城さんから丁寧なお返事をいただきました。それを一つのきっかけとして考え直した結果、大切なの…

『数学ガール/不完全性定理』の帯の惹句

「結城浩の日記」 2009年9月28日 21:00 付記事より 数学者さん向けの補足: もしかしたら、帯の「数学って、不完全だったの?」 という惹句にひっかかりを覚える数学者さんもいらっしゃるかもしれません。 本書は、誤解されがちな「不完全」という言葉に対し…

Yahoo!掲示板

たまたま、「不完全性定理」での検索にYahoo!掲示板の記事がひっかかったので読んでしまいました。不完全性定理は間違っているそうです。投稿者が例の(一部で)有名な産科医さんの名前のアルファベット表記と一致しているんですが、本人でしょうか。あまり…

文庫入り

幾何学入門〈上〉 (ちくま学芸文庫)作者: H.S.M.コクセター,Harold Scott MacDonald Coxeter,銀林浩出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2009/09/09メディア: 文庫 クリック: 62回この商品を含むブログ (6件) を見る幾何学入門〈下〉 (ちくま学芸文庫)作者: H.…

用語

もう2年以上悩んでいます。 「必ずしも計算可能でない対象にしかるべき操作を施して計算可能な対象を得ることができる(2009年9月18日訂正)」を表す言葉をどうするか、悩み続けています。今のところ、日本語では「計算可能化可能」、英語では "computabliza…

数学ガール/計算可能性解析学

「微妙だ」とミルカさんが言った。 僕たちの前のカードには、こう書いてある。 を計算可能な閉区間、を計算可能関数とする。このとき、との間にある任意の計算可能実数に対して、ある計算可能実数が存在して、が成り立つ。 「微妙?」テトラちゃんがカードを…

REDUCEに苦戦中

フリーになったREDUCEをOpenBSD/amd64に載せようとして苦戦中です。svnでソースを取ってきて手でパッチを当てて configure して make するところまではなんとかできました。今は、インストールスクリプトが動作しなくて、原因を究明しているところです。なん…

SINGULAR

Macなデスクトップ OpenBSD/amd64な計算サーバ OpenBSD/i386なWWWサーバ兼メールサーバ という環境で仕事をしています*1。Macなデスクトップに数式処理システムSINGULARを載せて使っていたのですが、「出先からリモートログインして使うことを考えたら、計算…

『数学ガール』次回作の希望

「次は、どんな本を書こうかな?」とおっしゃってることですし。 『数学ガール/BSD予想』 『数学ガール/ホッジ予想』 『数学ガール/ナビエ-ストークス方程式』 『数学ガール/P=NP問題』 『数学ガール/ポアンカレ予想』 『数学ガール/リーマン予想』 『…

『C言語による計算の理論』本の紹介(書評ではない)

献本いただいたので紹介します。ちゃんとした書評はいずれ本業のページに書きます本業のページの書評のところに書きました2009年9月29日。C言語による計算の理論 (Computer Science Library)作者: 鹿島亮出版社/メーカー: サイエンス社発売日: 2008/10/01メ…