ある種の技芸について、あるいは、id:kururu_goedel さんの「「技芸」に関してとんでもない誤解をされている…」を読んで思ったこと

きわめてごく一部でだけ良く知られてことですが、私のこれまでの業績はどれも「ここ掘れ、ワンワン」です。なぜかこれまで誰も研究しなかったテーマをみつけて、基本的な事実のいくつかを証明して、「ここのお宝が埋もれているよ、ワンワン」と鳴き続けます。地道にワンワン鳴いていると、やがて精鋭部隊がやってきて、強力な土木機械で穴を掘り始めてくれます。それを見たポチは満足して、次のお宝を探して原野を走り始めます。

このスタイルを繰り返すのも、これはこれで、それなりのセンスが必要です。

  • なぜか、これまで人々の視野から外れていた、
  • 提案してみれば、優秀な人々の興味をひく、
  • 問題としては、自明ではないが極端に難しくもない
テーマを、探し続けなくてはならないのですから。ふりかえって、独学でそんなセンスを身につけるのは、まず、無理でしたね。多くの方々の教えを受けて、そこそこ通用するレベルになりました。

これって、くるるさんのおっしゃることとは違う意味で、技芸ですよね。