『数学ガール/ゲーデルの不完全性定理』断片的な感想(書評ではない)
数学ガール/ゲーデルの不完全性定理 (数学ガールシリーズ 3)
- 作者: 結城浩
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2009/10/24
- メディア: 単行本
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ネタバレにならないよう努力して書きましたが、念のために、「つづきを読む」にしておきます。
- ユーリの「やな男子」は、本当に嫌な行動パターンですねえ。こんな中学生が近くにいたら嫌だ。
- 都宮君の立場は?
- 第2章でペアノの数学的帰納法の公理に関する微妙なもろもろには触れず、すっと通り過ぎています。形式的体系が出てくるよりも前だし、そこをつっこむともう一冊『数学ガール/超準解析』か『数学ガール/逆数学』が書けてしまうほど深い話なので、著者が泣く泣く削ったのでしょう。
- 7.1.1 で「僕」が意味深なことを言っていますね。「もう時計はとめたから」ではなく「もう時間はとめたから」なのは、著者のそういう宣言でしょうか。
- 10.10.3 には、しっかり書くともう1章が必要になるほどの深い内容が、さらっと書かれています。
- 10.10.4 が素敵。
- 「参考文献と読書案内」でここを紹介くださって、ありがとうございます。p.307ですね。